さんまのチカラ

今までの人生で辛いことがあった時に 少しでも笑いたくて憧れて追いかけてきた

「反骨心」+「優しさ」=明石家さんま

現在の明石家さんまの世間の印象や評価は「優しさ」の比重が大きい

ファンへの神対応や多数の名言
若手中堅芸人のボケもすべて拾い広げて笑いに変える
不祥事などで休業に追い込まれた芸人にも手を差しのべる など・・

もちろんその通りなのだが
実際には若い時から反骨心を抱いて異端の道を進んできた


若い時にディスコで俳優の佐藤浩市たちと遊んでいる時にその佐藤浩市の友人たちに大阪弁を「芋くせえ」と揶揄され馬鹿にされたことが相当悔しかったらしく意地でも大阪弁で通そうと決意した
その大阪弁も多少アレンジしてわかりやすくマイルドにしたものを普及させた
そして大阪弁の主人公として恋愛ドラマ『男女七人夏物語』で脚本家の鎌田敏夫に抜擢され周知のとおりトレンディドラマの先駆けとなった

NHK朝ドラ「澪つくし」においては一言だけのセリフなのにリハーサルで丸一日時間を取られることに業を煮やし、撮影から逃れるために
台本にはないのにアドリブで勝手に自殺しようとしたりとNHKだろうとお構いなしに大胆な行動をとる

何よりの異端な功績は雑談芸を一般的に周知させ番組としても成功させてきたことだ
今でこそトーク番組は当たり前にたくさんあるが昔は対談番組やインタビュー番組はあったが、それはテーマやあらかじめの質問がある形式ばかりだったはずだ

笑っていいとも!日本一の最低男』と『さんまのまんま』を
始める際には「雑談なんて番組として成功しない」と周囲には反対されたそうだ

「数カ月だけでもいいから一度やらせてくれ。人気が出なかったらあきらめるから」
周囲を説得して見事に成功させた

結構なプレッシャーだったはずだし、いろんな試行錯誤や葛藤もあったはずだ
でも明石家さんまはその苦労の詳細や具体的な努力は多くは語らない
それが僕にとってはたまらなくかっこいいのだ
お調子者のキャラクターだけでスイスイと軽々とやってきたように演じている

よく明石家さんまが、収録現場を指して
「ここは戦場や!」と言うが
まさしく命を削るプレッシャーと覚悟で生き抜いてきたに違いないのだ


生物界においても進化を突破してきたのはみな異端児だった
海から陸に初めて上がった生物は相当な危険を冒したはずだ

どの業界においても異端で勝負して成功することなく消えていった人たちのほうが圧倒的に多い

野球の野茂英雄イチロー大谷翔平だって周囲の反対意見もある中で突破してきた
みんな自分の信じる道を必死に駆け上がってきたのだ

遠吠えだけの反発や
人のアラだけを探して指摘することが正義だと勘違いして
己を見つめない者は
それは異端でも反骨心でもない


自分自身を信じて
覚悟を決めて
もし失敗したとしても
他人や世間のせいにしない潔さがあってこその
本当の反骨心だ