さんまのチカラ

今までの人生で辛いことがあった時に 少しでも笑いたくて憧れて追いかけてきた

ミッドライフ・クライシス

最近”ミッドライフクライシス”という用語をよく聞く
”第二の思春期”とも言うらしい

 

人生の中頃を迎える40代~50代に、自分のこれまでの人生やアイデンティティについて問い、葛藤したり不安を感じたりする時期を指すらしい


性機能の低下
身体的な変化と体力の低下
うつ症状や不安、イライラ、集中力の低下
などの症状が出てくる

20代~30代にかけて仕事を頑張ってきた人が40代になって、ある程度の思い描いていたものを手に入れたとしても欲しかったものというのは、手に入れてしまったら意外と喜びが続かなかったり実際は思っていたほどの幸福感が得られず、それどころか体力や記憶力の衰えを感じて、「失うもの」を意識するようになる
逆に若い時に思い描いていた夢や理想はかなわず、いろんなことをあきらめて
自分自身の限界が見えてしまったり、頑張っても大した成長ができないと実感したりして、「この先どうしていいか分からない」と焦燥感を覚えはじめ体調や精神状態に変調をきたすようになってくる場合もある

なんか自分にも当てはまる気がするな・・

いや当てはまっている

自分ではうつ症状が出ていると自覚はしてはいないが
もしかしたら知らず知らずのうちに何がしかの症状は出ているのかもしれない
イライラすることもたまにはある
そして最近は何かと若いあの頃のほうが良かったと懐古するようになってきた
肉体的にも気力も衰えしか感じない
本当に腹を抱えて笑い転げることも少なくなった気がする

でもまだなんとか笑うことはできている
そのたびに少しホッとしてああ笑えていると安心している

若い頃は女性の裸なんて見たくて仕方が無かったのに今ではそれほどムラムラすることもなくなった
これが歳をとるということなんだろうか
老化ということなんだろうか

勝手な想像だがこの”ミッドライフクライシス”は明石家さんまには当てはまらない症状だろうな
現在69歳だが40~50代はもう大物MCへの道まっしぐらだったし
番組も順調だったはずだ
定期的にコント舞台もやっていた
借金もとっくに返済しておそらく金銭的な不安は皆無だろうし
老後資金の不安ももちろんないだろう
でも素人の僕には想像ができない
様々なプレッシャーを乗り越えてきたはずだ

国民的大スターとどこの誰だかわからない自分と比べても仕方がない・・笑

自分には無いものばかり持っている明石家さんまに憧れるのだろうか
そもそもほとんどの人が明石家さんまと同じようにはできない
同じ芸人たちが真似しようとしてもできないんだから
真似しようと思っても真似できないし
明石家さんま明石家さんまであり
僕は当然明石家さんまでもないし
憧れて好きではあるが
明石家さんまになりたいわけでもない

でもやはり無いものねだりで自分には無いものを持っている人には尊敬と憧れを感じる


自分はいまこの社会の中でどういった一員なのだろうかと思う
職場ではもちろんそれなりの役割があり責任もあり多少の期待や信頼もあるぐらいには真面目に仕事はしているつもりだ
でもそれは世の中の人たちはみんな一緒だ


こういったブログを書くうちに
巷で言われている承認欲求というものがなんか少しわかる気がしてきた
反応があれば嬉しいし、たとえ少ない人数でも読んでもらえたのなら嬉しい

そしてこのブログを書く行為で僕が良かったなと思うのは
自分の感情や思考を認識して整理できる気がすることだ
自分の感情を振り返り、その原因やパターンを認識することができる気がする
悩みが解決できるわけではないが多少は整理できる気はする

誰かを相手に会話で整理することもできるのだろうが
喋り言葉だとどうしても同じことを堂々巡りみたいに話すこともあったりする
もちろん話すことによって気持ちが楽になることだってたくさんある

ただ書くという行為はある程度落ち着いて推敲できるのが利点だ
ましてやこういった不特定多数の人に公開するブログとなれば
読んでもらえるかどうかは別としても
それなりに読んでわかる文章にしようと努力する
その過程において新たに気が付くことがあったり
あれっ、凄く些細な事でしかないなと感じたり
書いているその瞬間は気持ち的には落ち着くことができていたりする
もし精神的パニック状態であったら
ブログを書くことは無理な気がするのだ

みんなどういった心持ちでブログを書いているのだろうか
動機や目的は様々だろう

みんな自分の存在を確認したがっているのだろうか
自分の位置を確認したがっているのだろうか

自分という存在は自分とは違う他人との関係性でしか確認できないのだ