さんまのチカラ

今までの人生で辛いことがあった時に 少しでも笑いたくて憧れて追いかけてきた

病気で弱っている人に、なんて声をかけたらええのかわからへんねん

 

「病気で弱っている人になんて声をかけたらええのかわからへんねん」


明石家さんまはよく公言しているように
病気になったこともないし
病院にほぼ行ったこともないらしい

実際は多少の風邪ぐらいはひいたことはあるだろうが
大病はないし長期にわたる治療もしていないし
常備薬も持ち歩いてはいない
もちろん入院の経験などもないし
人間ドッグの経験もない

もうすぐ69歳になるのになんという健康体
頭髪もしっかりある
さすがに白髪染めをしてるらしいが


子供の頃も風邪をひいたとしても
休みの時ばかりだったため学校は休んだことがないそうだ

もしかしたら普通の人ならしんどい症状でも
さんまなら持ち前の明るさで吹き飛ばして
辛さを実感していないのかもしれない
辛さを上回る明るさがあるからかもしれない

ショートスリーパーで朝方まで
スポーツ・映画・アニメ・ドラマを見て
さらに人から勧められた漫画も読み
服にお気に入りのワッペンをせっせと貼っている
尋常じゃないタフさなのだ

ホンマでっか!?TV』で評論家の先生が言っていたが
さんまの動きや行動は老化防止に一番適しているらしい

常に何か楽しいことを探し
家に一人でいても独り言でも声を発し
座ってテレビを見ていても
何か「あっそや!洗濯」と小刻みに立ったり座ったりよく動く
身振り手振りの動作を交えて喋ったりすることもいいらしい
運動効果がありボケ防止にもなり医学的には理にかなっているらしい
医学的にも笑うことは「ナチュラルキラー細胞(NK細胞)」が活発になり免疫力がUPして健康には良いみたいだ

そんな明石家さんま
肉体的症状の辛さを抱える人の気持ちがわからず
無神経でデリカシーがないようなイメージかもしれないが
精神的ダメージを負った人の辛さは絶対にわかっている

産みの母親の死と弟の死の心の痛みは忘れているはずがない

大切な人を失う辛さは絶対にわかっている

熱が出た
寒気がする
体がだるい
よくある肉体的な症状の辛さに対しては
どう声をかけていいのかわからないのかもしれないが
心の悲しみと痛さに対しては
よく喋るさんまは
静かな優しさと心を奮い立たせる言葉をかけているはずだ


しかしあの明るさと底抜けのタフさは
どこからくるのだろうか

生まれ持った性格もあるのだろうが
やはり常に
楽しく面白く生きようと考えて行動しているからなのだろう
その姿勢に一切ブレがない


『さんまのまんま』につんくが出演した際には
声を発することができないつんくタブレットを経由して会話していたが
普通に違和感なくつんくが声を発しているかのように
笑ってつっこんでリズム感のあるトークをしていた

余計な気遣いなどない遠慮のないいつものトーク
つんくはとてもうれしそうに見えた

もし逆の立場で明石家さんまが声を発することができなくなっても
身振り手振りとパントマイムで
笑わせてくれる

きっと