さんまのチカラ

今までの人生で辛いことがあった時に 少しでも笑いたくて憧れて追いかけてきた

笑いは人生のライフライン

能登半島地震の復興が遅々として進まない地域がある
一刻も早く復旧することを願うばかりだ

水道・下水・飲料食料の供給と確保
トイレ・お風呂・電気・道路整備などの交通環境
日常生活を送る上で必須の設備がライフライン


「災害時には俺らの笑いの仕事は何の役に立てられへん
最低限の生活が成り立つようになってから
やっとみんなを笑顔にするお手伝いが出来るようになるんや」

そういった意味合いの明石家さんまのコメントをラジオで聞いたことがある

エンターテイメントの仕事は確かに生きて生活していくために
第一に必要かといえばそうではない

人間はまず水分を補給し食料を摂取して
雨風をしのいで休める場所
そして寝る場所
お風呂やシャワーで体を洗う環境があって
初めて生活の基盤が出来る

それからやっと食事に自分の好みを反映させて
好きな物を食べて
お酒を飲んで
おやつにデザートと
嗜好品に手を出せる

エンターテイメントを楽しむ余裕ができるようになるのも
ライフラインが整ってからだ


テレビ・ラジオ・ゲーム
インターネット・配信・SNS
映画・観劇・スポーツなども
ライフラインが確立されないと何も始まらない


物理的な環境とは別に
人の感情に最低限のライフラインがあるとすれば
なんだろう

喜怒哀楽だろうか

安らぎだろうか
興奮だろうか
微笑むことだろうか
泣くことだろうか
家族の愛情だろうか
人を愛することだろうか
自分を愛することだろうか


怒ることがないに越したことはない
妬むことがないに越したことはない
恨むことがないに越したことはない
いわゆる負の感情は人生のライフラインに必要だろうか

怒りや誰かへの恨みを糧に
生きるエネルギーが生まれてくることもあるのかもしれないが
それは幸せとは言い難い気がする

喜びはあったほうがいい
楽しみはあったほうがいい
これらは人生のライフラインに必ずあったほうがいい

人はみな老いて死んでいく
そこには哀しみと切なさが必ずつきまとう
それは誰もが避けることはできない


人生における感情のライフライン
喜びや楽しみのはずだ
そこに笑顔は必ずついてくる


笑顔と笑いは
人生の
人間の
ライフラインのはずだ


明石家さんま
多くの人の人生に楽しさと
笑いと喜びと笑顔を
振りまいている

人生のライフラインを支えてくれている


少なくとも
僕にとってはそうだ