さんまのチカラ

今までの人生で辛いことがあった時に 少しでも笑いたくて憧れて追いかけてきた

一番難しいのが現状維持やということに気がついた(さんまの名言)

 

最近の明石家さんまの夢は「現状維持」だそうだ
テレビやラジオで何度か語っている

長いキャリアの中でいろんな新しい事への挑戦をしてきて
現在の地位と人気を得てきた
そんな中で現状維持が一番大変だということに気が付いたそうだ


現状維持は後退でしかないという厳しい考えもあるだろうが
さんまの現状維持は僕らの考える現状維持とはレベルが違い過ぎる

時代が変わっていき芸能界の状態も変化していき
周りのスタッフも若返っていき
予算が減っていくばかりのテレビ界で
人気番組を継続していくことは大変なことだろう

笑いのスタイルも変化していき
新しい人気者が次から次へと出てくる中で
第一線で活躍し続けるのは並大抵なことではない


確かに考えてみれば一般の仕事においても
顧客との関係性を維持することというのはとても大変だ
長年積み上げてきた信頼も何かのミスやトラブルで一気に信頼を無くすこともあるし
担当が変わってしまったことにより顧客が離れていくこともあれば
逆に担当が変わったことによって信頼を得るように変化する場合もある

飲食店であれば、少しの手抜きや味の変化
接客対応の不備などにおいて
徐々に客足を遠のかせる要因になる

ましてや年齢を重ねるうちに記憶力や体力、瞬発力が衰えていく
若いうちはメモなど取らなくても全部出来ていたことが
年齢を重ねるとメモをしても忘れてしまうことが増えていく

僕は明石家さんまより年下だが
さんまのように元気を出そうと思っても
すぐヘナヘナとへこたれてしまう
どうしたらあんな元気と笑いを保つことが出来るのだろう

芸能人に限らず周りにいる一般の人たちの中でも
いつもポジティブでくよくよせず
元気一杯の人を尊敬する
向日葵のような笑顔で対応できる人を尊敬する

もちろん陰では苦労や悩みは当然あるだろうが
それを愚痴ることなく元気オーラを周りに振りまく人を尊敬する

さんまみたいに周りを笑いに包む能力はないが
人の話を微笑みながら優しく聞くことならできるかもしれない

もしそこにささやかな安堵感を与えることができて
少しでも笑顔がこぼれる会話が出来たのなら
ささやかでも人の役にたてているのかもしれない