笑いの力
笑いは最大公約数の幅広い層に伝わる笑いもあれば意表をつくあまり気づきにくい深層心理を掘り起こしたそういえばそうだと思わせるシニカルな笑いもある 明石家さんまの笑いはわかりやすく大げさで張り芸でベタな笑いが多い嫌いで苦手な人もいるだろうがどち…
「県庁はシンクタンクです。毎日毎日、野菜を売ったり、牛の世話をしたり、モノをつくったりということと違って、皆様は頭脳、知性の高い方です」 先日の静岡県知事の新入職員への訓示の中での発言が問題になった 第一次産業への職業差別との批判があり、結…
バブル崩壊後に10年経過した時に"失われた10年"と評された経済成長の観点からの名称だがそれからあっという間に"失われた30年"になってしまったバブル景気には僕は特段恩恵を受けてはいないがあの頃は銀行預金の利率も高かったし生命保険も配当金があるもの…
1994年のビートたけしのバイク事故における退院記者会見を見た時は驚愕した顔面麻痺がまだ残る状態で目はあらぬ方向を向き口はゆがんだままだった正直に言って申し訳ないが異形だった それ以上に驚いたのはその見た目の異形より芸人としての覚悟と矜持だ肚(…
亡くなった鳥山明の『Dr.スランプ』の連載がスタートした時に読んで子供心に驚いた絵の上手さが半端ないのだキャラクターデザインもメカの造形デフォルメも最初から他とは違い群を抜いていたし配色センスも抜群だった当時はまだ子供だったので技術的なことは…
生きたくても生きようとしても生きられない人がいて 生きなければと思いつつも生きることに光を見つけられず生きないことを自ら選ぶ人もいる 幸せでありたいと願う人がいて幸せと思いたいという人がいて幸せと思える人がいる 不幸になりたいと願う人は少なく…
明石家さんまのように会話が上手くて喋りで周りの人たちを笑わしたり盛り上げたり和ましたりできる人が羨ましかったいや今でも羨ましい コミュニケーションが上手い人が羨ましかった人前で緊張せずに堂々と喋る人が羨ましかったいや今でも羨ましい 明石家さ…
不適切とは一体なんだろうか逆に適切な表現とはなんだろうか誰が基準を決めるのかクレームがあったらすべて不適切なんだろうかクレームを恐れて表現を変えたりすることは表現として適切なのか その人に差別する心があったとしても適切な表現と判断されればOK…
幼少期に虐待を受けた経験があると自分の子供にも同じ虐待を無意識にしてしまうことは7割もあるらしい自分が受けたゆがんだ愛情自分が浴びせられた負の感情を我が子にも繰り返して連鎖させてしまうのはなぜなのだろうか 親に怒られてばかりで育つと自分の子…
「病気で弱っている人になんて声をかけたらええのかわからへんねん」 明石家さんまはよく公言しているように病気になったこともないし病院にほぼ行ったこともないらしい 実際は多少の風邪ぐらいはひいたことはあるだろうが大病はないし長期にわたる治療もし…
明石家さんまがどれだけ資産があるのか知らないが亡くなった際には遺産は子供たちに残さないと言っている お金が多くあることはもちろん悪いことではないし経済的に不自由しないということはありがたいことだ僕もたくさんお金が欲しい 僕は父親が死んだ際に…
笑われることと笑わせることは違う 笑いたいと願うことと思わず笑ってしまうことも違う 笑われることが時によっては苦痛になり馬鹿にされていると感じたり笑われることが人との壁となり障害になってしまう場合もある 受動的で被害妄想な気持ちだけが占有して…
明石家さんまは元々は落語家だ笑福亭松之助に弟子入りして弟子時代は川沿いを歩きながら落語を繰(く)っていたという繰っていたというのは要は練習していたということだ実際にもし落語を高座で披露したらどんなものになるか興味はそそられる師匠から「雑談…
明石家さんまは言う「俺は教えるのは出来へんねん」「なんで出来へんのや?と思ってしまう」 さんまのアドリブ力は驚異的でどんな場面どんな相手においても瞬時に笑いに変換してしまうしその場の流れの中で出てきたワードを瞬時にアレンジしてしまうものまね…
話芸とは一体なんだろうか人を引き付けるスピーチ落語や漫才や漫談など同じ内容や文書でも喋る人によって聞こえ方が全然違ってくる 話芸には文章では表現できないものがある声・トーン・リズム・間・強弱・演技様々な要素が融合して構成される”てにをは”が微…
明石家さんまの『笑っていいとも!』における『タモリ・さんまの日本一の最低男』そして『さんまのまんま』 この雑談をメインにした企画を当時始める際には、雑談だけでは無理だと周囲は反対だったという さんまは「しばらくやらせてくれ。視聴率が悪かった…
昔は面白いことがたくさんあって良かったと思うようになったのは年老いた証拠だろうか気力体力が徐々に低下していく中で、昔は良かったと懐古主義になっていく 音楽は好きなのでなるべく今の若い世代が聴く音楽情報にもアンテナを張ってはいるがいかんせん情…
明石家さんまは周りのスタッフに「お笑いの五輪書を書いたらどうですか?」と言われ「書いたとしても一行で終わるで。残りのページは白紙や」「笑いは緊張と緩和だけや。それさえあれば、あとはパターンの違いだけや」 ビートたけしは「笑いは落差」と表現し…
俺の何かが伝わってこの人はこの人の何かを俺に伝えてくれている 「BUMP OF CHICKEN」の藤原基央が以前テレビのインタビューで答えていた ライブ会場において自分たちの演奏に汗だくになり拳を突き上げ熱狂する姿を見ての感想だ 自分の作った曲を聴きにきて…
明石家さんまは幼少期からクラスの人気者でスポーツ万能喋りは達者でいつもみんなの話題の中心にいた高校の文化祭が人生の中で一番ウケたらしい 僕は集団の中で話題の中心になるなんて出来なかったふざけてみんなから笑いをとる友達を見ていると羨ましかった…
ダウンタウン松本人志のこの騒動は一体何だろうか裁判になる以上、迂闊な発言ができないのは仕方のないことなのだろうがテレビやネットニュースでは週刊誌の記事を引用して紹介だけして誰かのコメントを繰り返し掲載しているだけだ まあこの件に限らず他のニ…
明石家さんまがある日、新幹線で読む本を探して書店でふと手に取った西加奈子の小説『サラバ!』をパラパラめくって開いたページに見つけた「明石家さんま」という文字「きっと自分のことがたくさん書いてあるのだろう」と読んでみたら、そこのページのたっ…
『引き寄せの法則』は本当にあるのだろうか『思考は現実化する』は本当なのだろうか『人の出会いと縁』は何だろうか 明石家さんまはある時自分の財布の中の千円札にメッセージが書いてあることに気づく 「さんまさん!いつかあなたの手にとどくことを願ってま…
俺はなぁ、悲しいことも辛いこともある時「全部笑いに変えたんねん」って決めたんや 俺は幸せな人を感動させたいんやなくて泣いてる人を笑わせて幸せにしたいんやこれが俺の笑いの哲学や 地震被害に遭って苦しんでいる人たちがいる中迂闊に安易に言えないが…
「目に映る映像は視神経を通じて脳で映像処理をするので、必ずしも見えるものをすべて把握しているわけではない。脳で見えるものと見えないものを区別しているにすぎない」 30年以上前に養老孟司(医学者・解剖学者・東京大学名誉教授・医学博士)の新聞コラ…
「日出づる処の天子、書を日没する処の天子に致す」 聖徳太子が中国の皇帝に出した手紙の一説だこの言葉で中国の皇帝を怒らせたというのは有名な説だ そしてこの聖徳太子を題材にした舞台に明石家さんまが立つ 2024年1月10日に吉本興業の新しい劇場『IMM THE…
明石家さんまの弟は1983年に亡くなっている実家の火事が原因だったが検証の結果では焼身自殺と判断された この話は世間的に有名なのかどうか定かではない検索すれば情報は出てくる 当時のワイドショーにおいて連絡を受けたさんまが呆然としている姿が映し出…
笑いは共感と共有の空間の中にしか生まれない 明石家さんまの笑いの原点は祖父ださんまとさんまの兄と祖父の三人は三バカトリオとして地元では有名だったらしく「辛いときは笑え」というさんまの軸となる姿勢はこの祖父の影響が大きい 祖父はとにかくふざけ…
『かっこいいことはなんてかっこ悪いんだろう』 日本語ロックの元祖と言われるジャックスの早川義夫がそのジャックスの解散後に初めて出したソロアルバムのタイトルだ大昔の作品なのでもちろんリアルタイムでは知らない ロックの歴史を深堀りしていくことが…
『スポーツの出来る奴勉強のできる奴ケンカの強い奴女にモテる奴そんな人間を羨ましく思った 子供の頃の話である 神が人間をつくったと偉ぶるなら「それがどうした」 と言ってやる オレは笑いをつくっている』 ダウンタウン松本人志の1994年のライブ「寸止め…