さんまのチカラ

今までの人生で辛いことがあった時に 少しでも笑いたくて憧れて追いかけてきた

美女と野獣のクリスマス(SMAPと明石家さんま)

クリスマスの恒例のさんまの番組は

明石家サンタの史上最大のクリスマスプレゼントショー』(フジテレビ系列)

リスナーが電話で参加するラジオ番組のような設定で
視聴者や芸能人がこの一年であった不幸な出来事の話をして
さんまに合格をもらえば賞品をGETできるという構成で至ってシンプル

電話する素人もツボを得たもので
ちゃんとオチを用意していたり
番組の流れで派生した笑いのワードを盛り込んで
トークをする素人さんも多い

1990年から今も続いていて
深夜の放送なので
若い時は次の日が休みであれば
リアルタイムで見ていたが
今では起きていられず大抵録画で見る


そしてもう一つ恒例の特番があった

『さんま&SMAP!美女と野獣のクリスマススペシャル』日本テレビ系列)

当然のごとくSMAPが解散した2016年以降は無くなってしまったが
1995年から2015年まで20年も続いたので
さんまとSMAPも縁が深い

フジテレビの27時間テレビさんま・中居の今夜も眠れない』でも
さんまと中居正広は長く共演した
『さんタク』(フジテレビ系列)は
今でも継続している

木村拓哉とさんまはプライベートでも親交がある
お互いに墓場まで持っていく秘密を告白しあうほどの関係だ


トップアイドルを何十年
お笑い界のトップを40年以上

トップにしか見えない景色
トップにしかわからないと苦悩と孤独が
業種は違えど何か理解しあえるものがあるのかもしれない
お互い尊敬できる部分があるからだろう



SMAP」は不思議なグループだ
光genji」「少年隊」などに代表される
長年に培われてきた旧ジャニーズのフォーマットの隙間から
突然でもなく
彗星のごとくでもなく
徐々に飛び出てきて
いつまにか浸透して
いつのまにか国民的アイドルグループとなった

もちろんSMAPファンにとっては
最初からスターであったとは思うが
一般的認知度で言えばでだ

男性アイドルはそれまでは
キラキラ衣装でいかにもアイドルという髪型だったが
カジュアルな雰囲気はSMAPからではないだろうか


まだSMAPがデビュー当時
当時人気だったC.C.ガールズ
SMAPの子たちが、スタジオの床が鏡のように映ってて私たちのスカートの中を声をあげながら見て喜んでいた」と
コメントしていた記憶がある

SMAPも普通の少年と同じように
女性に興味を持ち
やんちゃで元気だったんだ


「あいつら偉いねんで
即興で振り付けを裏で考えて
合わせてすぐに踊りよるねん
若手の芸人も見習わなあかん」

ダンスレッスンを受けてきているアイドルたちには簡単なことかもしれないが
さんまは若きSMAPを早くから認めていた


アイドルにさほど興味がない男性で
SMAPが嫌いという層は少ない気がする

そしてアイドル史上最強ともいえる
木村拓哉がメンバーだ

何よりも特筆すべきなのは
SMAPは五人揃った時の
グループとして醸し出される雰囲気というか
オーラが何か違うのだ

人気のある木村拓哉がいるから
人気のSMAPなのではなく

中居正広木村拓哉稲垣吾郎・草彅剛・香取慎吾

五人でSMAPと言うしかない不思議な何かがある

五人揃っての立ち姿は

ポージングはバラバラだが
なぜかバランスが良い

性格もそれぞれ違う
能力も違う
だけど
五人揃うとSMAPなんだ

キムタクはSMAPのメンバーといる時は
メンバーの一人である木村拓哉でしかない

グループのメンバーバランスや
グループトークのわちゃわちゃ感や
グループオーラという面では

「TEAM NACS」(森崎博之安田顕・戸次重幸・大泉洋音尾琢真)にも同じような匂いを感じる
大泉洋という人気者がいるが
ここも五人揃うと不思議なトータルバランスが生まれる


歌って踊れて
ヒット曲がたくさんあって
役者も出来て
ヒットドラマもあって
コントも出来て
トークもできたら

そんなアイドル
最強じゃないか


そしてSMAPにはこの楽曲がある

世界に一つだけの花(作詞作曲は槇原敬之

槇原敬之が作った楽曲の素晴らしさはもちろんだが
スタッフなのかマネージャーなのか知らないが
この曲をSMAPに歌わせたことが素晴らしい

ヒットを飛ばすアーティストは他にも山ほどいるが
老若男女国民広い層が知っている楽曲を持つアーティストは少ない

テレビ史上
明石家さんまのように
こんなに長く第一線で売れ続けた芸人は少ない

そしてこんなに長くアイドルとして
第一線で売れ続けたアイドルはSMAPしかいない

SMAP」は
「Sports Music Assemble People」の略で
「スポーツと音楽の融合」
「スポーツと音楽をするために集められた人々」
という意味らしい

SMAPはスポーツと音楽どころか
バラエティーもコントも
ドラマもトーク
融合できるグループとなった

明石家さんま
スポーツ得意で大好き
歌も出してるし
昔はライブもやってた
舞台もやるし
人気ドラマもある
笑いはもちろん本業であり人生だ


明石家さんまは若い時には
「西の郷ひろみ」と呼ばれていたし
1980年代後半の女性人気は凄かった

「キャーキャー言って群がっていた女性ファンはどこへ行ってしもたんや」
「今ではおっさん、おばさんしかおらへんようになってしもた(笑)」
「いったいあの女性たちはどこへ行ってもうたんや?」

「でも俺は原因はわかってんねん」

「SAMPがデビューしたからやねん
俺の若い女性ファンはみんなSMAPのほうに乗り換えよったんやねん・・」




もしかしたら、

そうかもしれない・・・笑