さんまのチカラ

今までの人生で辛いことがあった時に 少しでも笑いたくて憧れて追いかけてきた

『幸せ』『不幸』って人間が勝手に作った言葉やから(さんまの名言)

 

幸福な人生にさえも
ある程度の暗さはあるものです
そして、『幸福』という言葉は
悲しみによってバランスが取られなければ
その意味を失ってしまうでしょう

スイスの精神科医・心理学者
ユング』の言葉だ



『幸せ』っていう言葉を
早く日本の辞書から消さなきゃいけないねん
『幸せ』『不幸』って人間が勝手に作った言葉やから

幸せにつまづく人とか
幸せに向かって失敗する人って
結構多いねんな
そこを無くしてあげたほうが
人は楽に生きれんねん

日本のお笑い怪獣
明石家さんま』の言葉だ

 

さんまは心理学を勉強したのかは定かではない
おそらく、してはいないだろうが
簡単でわかりやすい言葉で
本質的なことを言う


ユング
『意識』と『無意識』が
心の中で対となる存在として考えていて
自分の知り得る意識と
知り得ない無意識の
2つが対となることで
心のバランスを保つことができると考えていた

その2つのバランスが崩れたときに
精神疾患が生じると考えた

一つの説ではあるが
人格障害の発症の要因は
そういうことなのかもしれない

無意識の存在は
心のバランスを保つために
重要な存在なのかもしれない



上があれば下がある
光があれば闇がある
表があれば裏がある
強さがあれば弱さがある
勝ちがあれば負けがある

明るいという概念は
暗いという概念がなければ
存在しない

すべての現象は
それぞれ対となるものがあってこそ
成り立つ


「幸福」という概念は
対となる
「不幸」という概念が無ければ
存在しない

では、幸福と不幸の境目はどこなのか?
数値で表現するのならば
ちょうど0から100の間の
50の位置なのか?
30なのか?
90なのか?
0.5なのか?


ここでやっかいなのは人によって基準が違うことだ
心の物差しがあるとすれば
目盛りの幅と数が
人によって違うだろう

心には
ISOやJIS規格のような
共通基準などない


そして
感じること
考えること
思うこと
人によって違う

何に価値を置くか
みんな人によって
優先順位が違う

極端に言えば
ある人にとっては不幸なことでも
別の人にとっては幸福ととらえることもある


障害を持って生まれてきた子供を
不幸ととらえる人もいれば
カソリックの教えのように
障害を持って生まれた子供は
「天使」と受け止め
関わることができて
お世話できることを
「幸福」ととらえる



さんまは「バランス」というワードをよく使う
テレビではあまり言わないが
ラジオではよく言っている

仕事のバランス
人生のバランス
運のバランス
精神的なバランス

幸福と不幸の境目を明確にすることはできない
バランスを保つしかないのではないか

仕事で成功すれば家庭は上手くいかないかもしれない
大金を手に入れれば大病するかもしれない
人気と引き換えにプライベートは犠牲にしなければならない

若くして亡くなる人もいる
障害を持って生まれてくる子もいる
障害は不運ではないのだろうか
不幸ではないのだろうか

他人が思う不運と
自分が思う不運は違う

他人が思う不幸と
自分が思う不幸は違う



理屈としては
わかっているつもりではあるが
自分がいざその立場になれば
どうしても不運と思ってしまう

結局は自分自身でバランスをとるしかない

バランスを保つために
「笑い」はとても有効で
効果的な感情ではないか

障害さえも
病気さえも
笑えることができれば

 

人生は勝ちかもしれない



でも、そんなに強くなれるかな・・・