さんまのチカラ

今までの人生で辛いことがあった時に 少しでも笑いたくて憧れて追いかけてきた

ヤンタン「いやせません!」のコーナーが終了

2023年12月2日『ヤングタウン土曜日』の放送において
「いやせません!」のコーナーが終了と発表された

いやあ、まったくもって残念
終了の理由は明確に語られてはいないが
昨今のコンプライアンスの影響があるのかもしれない
まあ、確かに十代二十代のアイドルに
エロいセリフを言わせるというのは
表面的にはセクハラと言われるかもしれない

でも、これはあくまでラジオの一つのコーナーであり
エンタメであり、聴視者に喜んでもらうのが目的だ
19年も続いているのだから
好評だったはずでファンも喜んでいたはずだ

セリフの意味をわかっているのか
わかっていないのか
わからないまでも
さんまのアドバイスを聞き
必死に演じるアイドルたちが
時にはかわいく
微笑ましく
時には色気を出し
上手い子もいれば
下手な子もいる

それぞれ個性が出ていて
おじさんの立場から聴かせてもらえば
「頑張れよ」と声をかけたくなり
上手くできた子には
エールを送りたくなり
下手な子は下手なりに
たくさん笑わされてしまう

そこには倒錯した性的な視線など無いし
普通に楽しく笑っているだけだ

ハロプロファンはどういった気持ちで聞いていたかは定かではないが
おそらく普通に楽しく聴いていたと思う
ライブイベントのコーナーでやるくらいだから
不評ではないだろう

テレビやラジオはどんどん規制や自粛が多くなり
演者はやりたいことを演じるために
他のメディアに流れていく

配信の普及でCD・DVDも売れない時代なので
音楽アーティストがライブ重視にシフトしていくのは仕方ないことだろう
そしてライブはまさにその時その瞬間だけの共有
その時のアーティストの調子、
客層、ハプニングなどで
毎回違うものであり
一回こっきりのその時だけの時間だ
その瞬間に同じ場所を共有できる喜び
そらがライブの醍醐味だろう

さんまも昨今のテレビのコンプライアンス重視に嘆き
テレビでやれないことを舞台でやっていく流れになると語っていた

昔は深夜ラジオのエロトーク
重要な要素だった
特に思春期の男子学生たちは
それを聴くためだけに眠いのを我慢して
勉強そっちのけで聴いていたものだ
僕たちの若い頃は現代みたいに
インターネットもYuTubeもスマホもなかった

テレビとラジオと雑誌ぐらいしか
情報を得る手段はなかった

ラジオは耳だけで音を感じ
情報を得る媒体だ

自分の部屋で一人で聴く
布団の中でひっそり聴く
車の中で聴く
テレビとは違った
不思議な温かい共有感覚を得ることができる媒体だ
そして耳で聴いて
自分に頭の中で映像に変換するため
想像力も養われる

テレビで見るさんまは別世界の芸能人だが
さんまやモー娘たちを
ラジオで聴くと
なぜか身近に感じてしまうものだ