さんまのチカラ

今までの人生で辛いことがあった時に 少しでも笑いたくて憧れて追いかけてきた

立体的複雑簡略構造のさんまの脳のノート

脳のノート

さんまは「脳のノート」などの例えをたまに使う
 紙のノートにネタを書く
 エピソードを書き留める
そういったことは大事だが
それを脳のノートに書いて記憶して
トークの流れの中で
いつでも出せるようにしておかないと
意味がないと言っている

さんまは実際に紙のスケジュール帳を使用しているみたいで
そこにはもちろんスケジュールの他に
会った人や出来事
打ち合わせの内容などを
簡単に箇条書きで
書き留めているだけらしい

それを眺めて
過去に会った人の名前が書いてあれば
出来事を思い出したり
今後の予定で会う人なら
何を聞こう
何を話そうと
頭の中で準備していくらしい

「あ、せやせや!こんなことがあったなあと思い出していると
そのエピソードが一つの小説になってしまい
買った小説を読んでいるより
自分の話のほうが面白なってしまうんや」

自分の面白話に夢中になってしまうらしい

記憶にあるエピソードを引き出すスピードが速く
その膨大なエピソードが頭の中で整理が出来ている
おそらく意図的に整理しているわけではないだろう

常時考えているのではないだろうが
その話題の流れになった時に関連する話題が瞬時に出てくる
頭の中でフォルダ分けされていて
ツリー構造のようにデータベース化されているのだろう

よく女性は異性との思い出を上書きしていき
男性は異性との思い出を
フォルダ分けして保存していくという説は有名だが
さんまはエピソードのフォルダ分けと
その整理ができていて
その検索機能が圧倒的に優れている

くだらない話
苦労した話
女性との話
芸人や芸能人の話
スポーツの話
失敗した話
などがきれいに分けてあり
また単に分けて整理されているだけでなく
各項目でリンクされているのだろう

学術的難解な言語機能や
豊富な語彙力や文章力の機能とは違う
面白おかしく
わかりやすい言葉に変換する
特殊な翻訳機能の持ち主だ

記憶力が優れている人
文章力が優れている人
説明力が優れている人

各能力が優れている人はたくさんいるかとは思うが
それをその場の流れと話題に沿った
表現にするのはなかなな特異なことだ
優秀な芸人たちはこういった能力に長けているのだと思う

一般的なテレビやラジオ番組でのエピソードトークというのは
事前にアンケートや打ち合わせがあり
ある程度の台本があって
また構成作家がついて制作されるものがほとんどだとは思うが
いきあたりばったりで
目の前に出てきた話題で対応して進行して
そして笑いに持っていくことは簡単なことではない

さんまはそれを凄いと思わせないことこそが凄い
感心させる前に笑わせてしまうのだ

 

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