さんまのチカラ

今までの人生で辛いことがあった時に 少しでも笑いたくて憧れて追いかけてきた

ファンは未完成のところも好きでいてくれんねん(さんまの名言)

タレントはファンと一緒に
成長すんねん

ファンは未完成のところも
好きでいてくれんねん

 

タレントとファンの関係は奇妙なものだ
ファンにしてみれば大好きなタレントのことは可能なかぎり情報を集めて
お金を貯めてコンサートや舞台などに出向き
CD・DVD・グッズ・チケットを買い求め
メディアを追いかける

まあ逆に興味が無くなれば簡単に違う人に乗り換える
当たり前のことだが
ある意味残酷な関係性ではある

さんまが若い時から応援しているファンは
もう50代60代だ
さんまが大阪収録の際に
毎回新大阪の駅でさんまを見送るファンがいる
じゃこ・壬生菜・肉まん・お菓子など
その他さんまが好きそうなグッズをさんまにプレゼントするらしい
昔だったらグルーピーや親衛隊のような存在だろうか

さんまに限らず芸能人はみんな
ファンあってこそ成り立つ仕事であり
みんなファンに感謝しているのは同じであろう

ミュージシャンのファンたちも
CDを買い
ライブに参加するために
チケットを取り
グッズを買うために朝早くから並び
女性ファンはどんな服で参加しようかと
デートに赴くようにわくわく考えたりする

でもよく考えてみれば
芸能の仕事に限らず
飲食・車・服・玩具・飲み屋
お菓子・家具・電化製品など
買い求めるお客さんがあってこそ成り立つ

好きでいてくれて
買い求めてくれる

それもファンと言える
お金を出すから
お客だから
偉いわけでもないが
すべては需要と供給の関係で産業は成り立つ

求められる人や物があり
そこには求める人たちがいる

媚びるのとは違う
人間関係も同じかもしれない
近くにいる人が自分のすべてをわかってくれているとは限らず
ちょっと離れた存在の人が知らぬ間に自分を見ていてくれて
欠点も長所もわかってくれていることがある

欠点を指摘されるのは怖いし
恥ずかしいことかもしれないが
でもそれだけ自分のことを見ていてくれているということだ


それは冷たい視線ではなく
本当は温かい眼差しだと
謙虚に受け止めることができたら
ひとつの成長ではないか

未完成でも
欠点があっても
それを含めて好きでいてくれる


お調子者をキャラとして
さんまは演じているが

根底には謙虚なファンへの感謝がある